にこっちと、うんを育てる木

Destiny ZINE 第3話。第2話で拾ったきらきら光る石の中に眠っていた「うんのタネ」を、にこっちが育てるお話です。

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Destiny ZINE 第3話「にこっちと、うんを育てる木」1ページ目

あの日、暗い道でひろった きらきら光る石。家に帰ってよく見ると、その石の中には、小さなタネが眠っていました。それは「うんのタネ」でした。

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「よし!ちゃんとそだててみようっと!」

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Destiny ZINE 第3話「にこっちと、うんを育てる木」3ページ目

にこっちは、まいにち水をあげたり、「おはよう!今日もがんばろうね」って声をかけました。

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Destiny ZINE 第3話「にこっちと、うんを育てる木」4ページ目

ラキソウくん「うんは、そだてるものでもあるんだよ。」

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Destiny ZINE 第3話「にこっちと、うんを育てる木」5ページ目

「うんって、ふってくるだけじゃないの?」

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Destiny ZINE 第3話「にこっちと、うんを育てる木」6ページ目

ラキソウくん「もらったうんを、どう生かすか。それが“うんを育てる”ってことなんだ。」

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Destiny ZINE 第3話「にこっちと、うんを育てる木」7ページ目

「わあっ!めが出た〜!!」

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Destiny ZINE 第3話「にこっちと、うんを育てる木」8ページ目

雨の日も風の日も、にこっちはずっとそばにいました。

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Destiny ZINE 第3話「にこっちと、うんを育てる木」9ページ目

「うまくいかない日も、あるんだね……」

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Destiny ZINE 第3話「にこっちと、うんを育てる木」10ページ目

ラキソウくん「大丈夫。がんばったぶん、ちゃんと根っこになるよ。」

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Destiny ZINE 第3話「にこっちと、うんを育てる木」11ページ目

気づけば、木はすこしずつのびていました。

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「これ…『うんのみ』!?」

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Destiny ZINE 第3話「にこっちと、うんを育てる木」13ページ目

ひとつの実には「がんばったじぶん」がつまっていました。

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Destiny ZINE 第3話「にこっちと、うんを育てる木」14ページ目

「そだてた“うん”は、なんだかあったかいね。」

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Destiny ZINE 第3話「にこっちと、うんを育てる木」15ページ目

ラキソウくん「うんは、ふってくるものでも、まくものでもない。そだてると、じぶんになるんだよ。」

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Destiny ZINE 第3話「にこっちと、うんを育てる木」16ページ目

うんの木は、きょうもすこしずつ育っています。にこっちの旅は、まだまだつづきます。

次回予告――次回:にこっちと、うんのはこびかた

ミユン断章

(洞窟の暦の地図。トマ島から伸びた細い糸が、下へ下へと根を張っている)

ミユン「……糸が、根を張り始めたわんっ」

(地図の端で、小さな塔の印が、ほんの少しだけ傾いた気がした)

「気のせいか。……まあ、見てるだけだ、わんっ」