Destiny ZINE 第4話。第3話で育てた「うんの木」から生まれた光る実を、にこっちがだれかに運ぶお話です。
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にこっちは、「うんの木」から生まれた光る実を、そっと手に取りました。それは、自分でそだてた「うん」でした。
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にこっち「この”うん”、どうしようかな?」
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ラキソウくん「うんはね、じぶんの中にとどめてもいい。でも、だれかに”はこぶ”と、もっとふえるんだ。」
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にこっち「うんを…はこぶ?」
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光の実は、ふわふわと空へ舞いあがりました。
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ラキソウくん「うんはね、”だれかを思う”気持ちで、とどけることができるんだよ。」
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にこっち「わたしも、やってみたい!」
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にこっちは、小さなカゴに「うんのみ」を入れて、森をでかけました。
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ちいさなやさしさをそえるたび、「うんのみ」がほわっと光ります。
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ひとつ、またひとつ。だれかの心が、やさしくひらきます。
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にこっち「なんだか、からだがふわっとしてきた!」
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ラキソウくん「”はこばれたうん”は、またどこかで、だれかの”うんのタネ”になるんだ。」
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にこっちの”うん”は、いつのまにか、たくさんの場所にひろがっていました。
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にこっち「うんって、まわしていけるんだね。」
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ラキソウくん「そう、うんは”まわる”もの。はこぶことで、ふえるんだよ。」
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今日のにこっちは、”じぶんだけのうん”を、”だれかのうん”にしました。
次回予告――次回:💫「にこっちと、うんのまほうびん」
運は、分けられる。思いやりと行動で、「じぶんのうん」をだれかに運ぶことができる。
ミユン断章
ミユン「運んだ先で、また芽吹く。……糸は、人と人の間を通るようになったわんっ。ふん、悪くない進み方だ」

