Destiny ZINE 第2話。第1話でラキソウくんと出会ったにこっちが、森の分かれ道で「選ぶこと」を学ぶお話です。
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あれから何日かたって、にこっちはまた「うん」をさがしに、森へ出かけました。
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今日はどんな「うん」に出会えるかな? にこっちは、うきうきしています。
「ラキソウくん、またどこかにいるかな〜?」
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しばらく歩くと、ふたつの道がにょきりと現れました。
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右の道には、お花がいっぱい咲いていて楽しそう。
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左の道は、ちょっぴりくらくて静かな森のなかへと続いています。
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「うーん、どっちにしよう?」
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ラキソウくん「どちらを選んでも、うんはついてくるよ。」
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「えっ?どっちでもいいの?」
「うん。でもね、選んだ”あと”が大事なんだ。」
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にこっちは、しばらくじーっと考えました。
「明るい道もいいけど…気になるのは、こっちかも。」
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「よし、くらいほうに行ってみる!」
なんだかドキドキ。でも、にこっちはもう決めました。
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しーんと静かな道。でも、よく耳をすますと…葉っぱが話しているような音が聞こえました。
そのいちばん奥には、島の真ん中の塔が刻む、いつものリズム。今日も、まっすぐ届いています。
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「あっ!これ、きれい〜!」
小さなきらきら石を拾って、にこっちは大よろこび。
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ラキソウくん「見つけたね、じぶんだけの”うん”。」
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「選んでよかったな〜!」
「行動するたび、うんは変わるんだ。」
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にこっちの”うんさがし”は、まだまだつづきます。今日も、小さな決断が、運命をひらいたのです。
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次回予告――次回:にこっちと、うんを育てる木
ミユン断章
(洞窟の奥。ミユンの前の暦の地図で、細い糸のような光がふたつに分かれている)
ミユン「……また、ひとつ運の糸が動いたわんっ」
「ふん。選ぶってのは、悪くない。どっちの糸にも、続きはあるんだからな。……あの石の光、どこかで見たような。まあいい。今はまだ、しまっておくわんっ」

