

Destiny Island WORLD/うんのしまふれんず の物語。ブドウ島の宮殿『ロイヤルマキイズムクラブ』の王様ロイペンが、しあわせのカケラを集める旅に出ます。
1ページ目|王宮の朝

ここは、ブドウ島にある王族たちの宮殿、「ロイヤルマキイズムクラブ」。
そこには、みんなにしあわせを運ぶ王様、ロイペンが暮らしていました。
これは、しあわせを運ぶ王様が、まだ、しあわせの本当の意味を知らなかったころのお話。
2ページ目|王様の小さな疑問

「わたしは、みんなにしあわせを届ける王様なのラン♪
でも……しあわせって、いったい何なんだろう?」
毎日、誰かのためにしあわせを願っていたロイペン。
けれど、自分の心にある答えは、まだ見つかっていませんでした。
3ページ目|風に乗って届いた声

そのときです。
星の塔のあるハク島のほうから、小さな悲しみの声が聞こえてきました。
誰かが、しあわせを見失っているようです。
4ページ目|光る一枚の羽

「おやっ?
この羽は……?
なんだか、わたしに何かを伝えようとしているみたいなのラン」
それは、誰かの想いに反応して輝く、不思議な「しあわせの はじまりの羽」でした。
5ページ目|旅立ち

ロイペンは、光る羽に導かれるように、宮殿を飛び出しました。
まだ知らない誰かのもとへ。
まだ知らないしあわせに出会うために。
こうして、小さな王様の旅が始まったのです。
6ページ目|モコうさとの出会い

「しあわせってね、誰かに優しくしてもらうだけじゃないんだよ。
誰かを優しくしてあげることでも、心がぽかぽかになるんだよ♪」
「そうなのか!
わたしも、誰かの心をぽかぽかにしたいのラン♪」
7ページ目|ぬくもりのカケラ

それは、最初のしあわせのカケラ。
「ぬくもり」。
誰かを想う優しい気持ちが、ロイペンの羽に宿りました。
8ページ目|フワねこと静かな夜

「ふわ〜。
しあわせってね、いつも楽しいことばかりじゃないのにゃ。
さみしい夜にも、そっと寄り添ってくれる音があるのにゃ」
「音……?
それも、しあわせなのかい?」
9ページ目|音色のカケラ

それは、ふたつめのしあわせのカケラ。
「音色」。
言葉にできない気持ちも、優しい音なら届けられることがあります。
「心に響く音って、素敵なのラン♪」
10ページ目|カラスからの問いかけ

「おい、王様。
しあわせを運ぶっていうなら、悲しみからも目をそらしちゃいけないぜ」
「悲しみからも……?」
「そうさ。
失ったものを忘れなくてもいい。
大切なのは、それでも前を向こうとすることだ」
11ページ目|悲しみの向こう側

しあわせは、ふわふわと楽しいことだけではありません。
悲しいことも、悔しいことも、大切な想い出になることがあります。
「そっか……。
悲しい気持ちも、大切にしていいんだね」
12ページ目|勇気のカケラ

それは、みっつめのしあわせのカケラ。
「勇気」。
悲しみを抱えながらも、もう一度歩き出す力。
「わたしの羽に、みんなの想いが集まっているのラン♪」
13ページ目|届いた小さな手紙

「ロイペンへ。
あなたが届けてくれた優しい言葉のおかげで、もう一度、歩き出すことができました。
ありがとう」
その手紙を読んだロイペンは、胸の奥がじんわり温かくなるのを感じました。
14ページ目|王様が見つけた答え

「わかったのラン♪
しあわせって、ただ届けるものじゃないんだ。
誰かを想って、一緒に分け合うものなんだね!」
誰かの笑顔が、自分の笑顔になる。
それが、ロイペンが見つけたしあわせのはじまりでした。
――その夜明け、遠くのハク島、星の塔でも、小さな光がぱっと輝きました。
誰かの願いが、動き出したしるしでした。
15ページ目|宮殿へ帰る王様

「今度は、宮殿のみんなにも届けたいのラン♪
わたしが見つけた、しあわせのカケラを!」
こうして、ロイペンの羽には、誰かの想いを運ぶ力が宿りました。
それは、王様としての新しい使命の始まりでもありました。
16ページ目|次回予告

次回――
『ロイペンと、しあわせの小さな王国』
しあわせのカケラは、今度は仲間たちのもとへ。
ロイペンの新しい物語が始まります。
「次もお楽しみになのラン♪」
第1話で集めたしあわせのカケラ
- ぬくもり:誰かを優しく想うこと
- 音色:心に寄り添うこと
- 勇気:悲しみを抱えながらも前へ進むこと

おまけ|ロイペンの表情


